Shiva's art 【Shiva's art】ではオリジナルの油絵作品の制作・販売をしております。皆様の日常を彩るお部屋やお店のインテリアとして、世界で一枚の絵を飾ってみませんか?ここでしか手に入らない様な個性的な作品の中から、是非お気に入りの一枚を探してみて下さい。オーダーなどのご依頼も承っておりますのでお気軽にお問い合わせ下さいませ。

【油絵初心者】どこから塗ればいいの!? 油絵具を塗る順番

油絵を塗る順番はどうしたら!?

 

油絵 塗る 描く 順番

 

こんにちわ! Shiva’s artオーナーのShivaです。

独学で油絵の制作と販売を行っております。

 

油絵初心者によくある悩み、それは「塗り始め」です。

 

完成イメージはあっても、いざキャンバスに向かうと手が進まない。。

 

そんな経験ありませんか?

 

今回は油絵初心者様、これから始める方に向けて油絵を塗っていく順番の考え方をご紹介したいと思います!

 

描き始めの参考になれば幸いです。

 

 

油絵の塗る順番4選!

 

油絵 塗る

 

塗る順番と言っても技術的な話ではありません。

 

あくまで考え方です。

 

既に美術教養がある方や経験豊富な方は完成イメージに向けて、下地作り~完成までしっかり順を追って描いていくと思います。

 

しかし、初めての方はそういった知識がないため、失敗を恐れて手が進まなくなることもしばしば。。

 

そこでシンプルな4つの考え方を伝えます。

 

 

・自分が描きやすい順番で描く

 

 

 当たり前ですね(笑)

 

 ですが、この描きやすさが意外と大事だったりします。

 

 要は、手の置き場を常に確保できるような順番で描くということです。

 

 例えば、画面中央に人物を描き、背景を塗りつぶすとします。

 

 先に周りの背景を塗ってしまえば、画面の中央を塗る際に手の置き場が制限されていまいます。

 

 なので、背景のような細かい描込みが必要ない部分は後から塗る方が描きやすいです。

 

後から背景を塗りつぶす

 

 不本意に描き難い状態で描けば、細かい描写などが思った通りに描けなくなります。

 

 また油絵はその特性上、他の画材よりも乾きが遅いです。

 

 乾いてない絵の具に誤って触れてしまえば、画面を汚すことに繋がります。

 

 絵の具を塗っていく前に、塗る過程をシミュレーションしてみると塗りやすい順番が見えてくるかもしれません。

 

 

 また、腕鎮(手の置き場になる補助器具)を使えば、画面に触れることなく安定して描くことが可能なので、試してみるのもありですね♪

 

 ちなみに腕鎮とはこれのことです↓

 

 

 

 

・モチーフの前後関係で順番を決める

 

油絵 風景画 独学 初心者

 

風景画などの場合、描くモチーフの前後関係で順番を決めると効率良く描いていくことができます。

 

例えば上図の山脈と湖の風景画では、一番後ろに位置するのは「」になります。

 

 空 ⇒ 山 ⇒ 湖 ⇒ 草木  

 

この順番で後ろから手前に向けて順番に描くことで、油絵の具を乾燥させながら描き進めることができます。

 

前述した通り油絵の具は乾燥が遅いため、乾燥していない画面の上に塗り重ねると色が混ざってしまい、イメージ通りに描けないこともあります。

 

後ろのモチーフから描くことで乾燥時間を有効的に使うことができ、手前のモチーフを描きやすくなります。

 

 

・色の明暗で順番を決める

 

 

 これは色の明度のグラデーションに沿って絵具を塗っていくという考え方です。

 

 静物画などの光の明暗がはっきり決まっているモチーフを描くときに向いている塗り順ですね。

 

 例えば、先に明るい色から塗ると決めて、明るい色の部分に絵の具を塗っていきます。

 

 次に暗い色の部分を塗っていき、最後にハイライトを塗ります。

 

 

 上記はあくまで一例です。

 

 油絵初心者用のハウツー本には「暗い色 ⇒ 中間色 ⇒ 明るい色」と記載している場合もあるので、感覚的にやりやすい方を実践すれば良いと思います。

 

 この方法は筆の持ち替えも少なく済みますし、色を置くことに集中できるので「全体を完成させる」というイメージではなく、部分的に制作を進められるため、描き始めのハードルが下がると思います。

 

 

・重ねる色の構成で順番を決める

 

 

 

油絵は何層も色を重ねることで画面に深みを出すことができる画材です。

 

色を重ねる順番を計画するとおのずと描く順番が決まってきます。

 

例えば白黒などの単色で下塗りをするカマイユ技法がこの考え方に当てはまります。

 

 単色で下塗り ⇒ 乾燥 ⇒ 色づけ

 

上図の絵もこの順番で描くことで、夕焼け空の難しいグラデーションを 【白黒空 ⇒ 乾燥 ⇒ 夕焼けの色づけ】 の工程に分割し、簡単に描くことができました。

 

 

動画でも解説してますので、よければこちらもご覧ください♪

 

 

 

おわりに

 

今回は油絵の描き始めに困っている方に向けて記事をまとめましたが、参考になりましたでしょうか?

 

油絵は修正が効きやすい方の画材ですが、それでもミスを考えるとなかなか筆が進まないですよね。

 

私も最初は何も分からず、悩んだあげくに勢いに任せて塗りました(笑)

 

もし思い悩んだときは今回ご紹介した方法を試して、きっかけ作りにしてみてはいかがでしょうか。

 

ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。

よければ当店Shiva’s artも覗いていってくださいね♪

関連情報

OIL PAINTING ONLINE STORE | Shiva's art

Shiva's art

【Shiva's art】ではオリジナルの油絵作品の制作・販売をしております。
皆様の日常を彩るお部屋やお店のインテリアとして、世界で一枚の絵を
飾ってみませんか?ここでしか手に入らない様な個性的な作品の中から、
是非お気に入りの一枚を探してみて下さい。オーダーなどのご依頼も
承っておりますのでお気軽にお問い合わせ下さいませ。

屋号 Shiva's art
住所 〒152-0035
東京都目黒区自由が丘 2 16 12 LC1F
営業時間 10:00~18:00
定休日:不定休
代表者名 柴田 祐二(シバタユウジ)
E-mail info@shivasart.net

コメントは受け付けていません。

特集