【油絵初心者】絵の具の乾燥時間と解決策
油絵の乾く時間について知ろう!
こんにちわ! 独学で油絵を描いているShivaと申します。
油絵は乾くのが遅いため、描き直しや加筆がしやすいという特徴があります。
しかし、油絵を描き始めた方なら誰しもが思う疑問、「これいつ乾くの?…」。
水彩やアクリル絵の具、市販の水性マーカーなど、馴染みのある画材はすぐに乾くので、絵の具が乾く時間なんてあまり気にしたことないですよね。
今回は油絵初心者様に向けて、油絵の具の乾燥時間についてご紹介したいと思います!
基本的な油絵の具の知識や乾燥を加速させる方法などをまとめてみましたので、ぜひ参考までにご覧ください♪
油絵の乾く時間 ~油絵の具の乾燥時間~
油絵具の乾燥時間は、絵具の種類と塗る厚さによって変わってきます。
ひとつずつ説明していきますね。
実は油絵の具は色やメーカーによって乾燥に必要な時間が異なります。
まずその確認方法を把握しておきましょう。
お持ちの絵の具を見てみてください。
そこには乾燥に必要な目安時間や耐光性など様々な情報が記載されています。
(メーカーによって記載内容が若干異なります)
(画像はKUSAKABEの絵の具です)
ここで私の手持ちの絵の具で比較してみます。
写真左から右に行くほど乾燥が遅い絵の具になっています。
左端がシルバーで2日、右端がアクアマリンで7日が乾きの目安として記載されています。
そして、絵の具の乾燥時間は塗る厚さにも大きく影響されます。
絵具が厚ければ厚いほど、絵具と空気が接しない部分が生まれ、乾燥に必要な酸化反応が進み難くなるのです。
乾燥時間は絵具の厚さで異なる。
油絵具の乾燥時間は、塗った絵具の厚さで違います。キャンバスの織り目がはっきりわかるような薄く塗った絵具が1日(24時間)で乾く(表面乾燥)とすれば、織り目が隠れる程度の厚さでは、2~3日かかります。また、絵具を盛り上げた厚塗りの場合は6~7日かかります。
また、これは予備知識程度ですが、絵の具は置かれている温度環境によっても乾燥時間が異なります。
暖かい室内に比べ、寒い室内では絵の具の乾きが遅くなります。
なので夏場などは比較的早く絵具が乾燥しますよ(笑)
油絵の乾く時間 ~乾燥を早める方法~
「乾くのに1週間!? そんなに待てない!」そんな方におすすめの方法をご紹介します!
・クイックペインティングオイル
文字通り速乾性の調合油です。
通常の調合油よりも揮発性の高い油が多く調合されており、絵の具と混ぜることで乾きに必要な時間を短縮することができます。
・クイック油絵具
マツダ様から販売されているクイック油絵具は、使用後約1日ほどで表面乾燥します。
速乾による割れなどにも配慮して開発されている絵具なので、制作をお急ぎの方におすすめです。
・下塗りに他の画材を用いる
下塗りを行う際、着色に油絵の具を用いると完全に乾くまで時間がかかりますよね。
例えば油絵の具の代わりにアクリル絵の具やジェッソ材などを使用すれば、油絵の具ほど乾燥時間がかかりません。
たとえアクリル絵の具を使ったとしても、下塗りは完全に乾かす必要がありますので、何日か時間を置くことをおすすめします。
おわりに
乾きが遅いのが油絵の良いところではありますが、乾きを待つのもなかなか大変ですよね(笑)
ただ乾きを待つだけではもったいないので、私は2、3作品を平行して描くようにしてます。
Aの下地が乾くまでの間に、Bの下書き、Cのアイデア練り、のような感じで。
一作品に集中したいという方にはおすすめできませんが(笑)
ここまで記事をご覧いただきありがとうございました!
よければ当店の絵も覗いていってくださいね♪
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