Shiva's art 【Shiva's art】ではオリジナルの油絵作品の制作・販売をしております。皆様の日常を彩るお部屋やお店のインテリアとして、世界で一枚の絵を飾ってみませんか?ここでしか手に入らない様な個性的な作品の中から、是非お気に入りの一枚を探してみて下さい。オーダーなどのご依頼も承っておりますのでお気軽にお問い合わせ下さいませ。

【油絵初心者】絵の具の乾燥時間と解決策

油絵の具の乾燥時間と解決策!

 

油絵具 

 

 

こんにちわ! Shiva’s artオーナーのShivaです!

独学で油絵の制作と販売を行っております。

 

油絵は乾くのが遅いため、描き直しや加筆がしやすいという特徴があります。

 

しかし、油絵を描き始めた方なら誰しもが思う疑問、これいつ乾くの?…

 

 

今回は油絵初心者様に向けて、油絵の具の乾燥時間についてご紹介したいと思います!

 

 

基本的な油絵の具の知識や乾燥速度を変える方法などをまとめてみましたので、ぜひ参考までにご覧ください♪

 

 

油絵の具の乾燥時間

 

油絵 乾燥時間

 

 

油絵の具の乾燥状態はおおまかに2つに分類できます。

 

表面乾燥:指で触っても絵の具が付着しない程度の乾燥状態

 

完全乾燥:絵の具内部まで完全に乾燥しきった状態

 

 

一般的に表面乾燥には1週間ほど、完全乾燥には半年以上かかると言われています。

 

ただしこれらはおおまかな目安であり、本来は3つの要素によって乾燥時間は変わってきます。

 

油絵の具の乾燥時間に影響する要素は以下の3つです。

 

油絵の具の乾燥時間に影響する要素

  • 絵の具の乾燥目安
  • 絵の具の厚さ
  • 保存環境
 

絵の具の乾燥目安

 

油絵の具 乾燥時間 説明

 

実は油絵の具は色やメーカーによって乾燥に必要な時間が異なります

 

チューブの裏面には乾燥に必要な目安時間や耐光性など様々な情報が記載されています。

(メーカーによって記載内容が若干異なります)

 

この乾燥目安は表面乾燥するまでの日数になります。 

 

 

私の手持ちの絵の具で比較してみます。

 

油絵具 乾燥時間 順番

 

写真左から右に行くほど乾燥が遅い絵の具になっています。

 

左端がシルバーで2日、右端がアクアマリンで7日が乾きの目安として記載されています。

 

 

絵の具の厚さ

 

絵の具の乾燥時間は塗る厚さにも大きく影響されます。

 

絵の具が厚ければ厚いほど、絵具と空気が接しない部分が生まれ、乾燥に必要な酸化反応が進み難くなります。

 

 

乾燥時間は絵具の厚さで異なる。

 

油絵具の乾燥時間は、塗った絵具の厚さで違います。

キャンバスの織り目がはっきりわかるような薄く塗った絵具が1日(24時間)で乾く(表面乾燥)とすれば、織り目が隠れる程度の厚さでは、2~3日かかります。

また、絵具を盛り上げた厚塗りの場合は6~7日かかります。

 

        引用先:画用液と絵具の乾燥/ 松田油絵具株式会社

 

 

 

保存環境

 

絵の具は置かれている環境によっても乾燥時間が異なります。

 

温度が高く、空気に触れやすい環境で放置すれば、通常よりも乾燥が早くなります。

 

なので気温の高い夏場などは絵の具が乾燥しやすい時期といえます。

 

 

逆に余った絵の具を数日保存したい場合には、絵の具にラップをかけて冷蔵庫に入れておくと乾燥を防ぐこも可能です。

 

 

余った絵の具の保存方法についてはこちらの記事↓↓

 

【油絵初心者】余った絵の具の活用方法

 

 

乾燥時間を変える画材

 

油絵の具 乾燥

 

油絵の具の乾燥時間を変える画材をご紹介します!

 

制作ペースに合わせた調節に活用できますよ♪

 

 

・クイックペインティングオイル

 

 

 

 

文字通り速乾性の調合油です。

 

通常の調合油よりも揮発性の高い油が多く調合されており、絵の具と混ぜることで乾きに必要な時間を短縮することができます。

 

 

・クイック油絵具

 

 

 

 

マツダ様から販売されているクイック油絵具は、使用後約1日ほどで表面乾燥します。

 

速乾による割れなどにも配慮して開発されている絵具なので、制作をお急ぎの方におすすめです。

 

 

 

・速乾メディウム

 

 

 

 

メディウムは絵の具と混ぜて利用する画材です。

 

速乾メディウムは絵の具に混ざることで乾燥時間を早めることができます。

 

ただし混ぜるメディウムの量が多すぎると色が薄くなってしまうので割合には注意してください。

 

リンク先のクサカベ超速乾メディウムは1:1の比率が推奨されています。

 

 

ミクストメディアで作業時間を短縮する

 

油絵 絵の具 違い

 

 

油絵の具は他の絵の具に比べて乾燥の遅さが特徴です。

 

しかし、急いで絵を制作したい場合にこの乾燥時間はネックになります。

 

そこで活用できるのが「ミクストメディア」です。

 

ミクストメディアとは異なる画法を組み合わせて絵を制作することを意味します。

 

 

よくある例でアクリル絵の具で下塗りを行い、上から油絵の具を塗っていくという組み合わせがあります。

 

アクリル絵の具は1日~3日程度で乾燥し、油絵の具の重ね塗りも可能なので制作時間の短縮にとても便利です。

 

 

・アクリルガッシュ

 

 

 

 

 

アクリル絵の具と油絵の具の併用についてはこちらの記事↓↓

 

併用できるの!?油絵とアクリル画について

 

 

おわりに

 

乾きが遅いのが油絵の良いところではありますが、乾きを待つのもなかなか大変ですよね(笑)

 

ただ乾きを待つだけではもったいないので、私は2、3作品を平行して描くようにしてます。

 

Aの下地が乾くまでの間に、Bの下書き、Cのアイデア練り、のような感じで。

 

 

制作ペースを上げたい方はぜひこの記事を参考にしてみてくださいね♪

 

ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。

よければ当店Shiva’s artも覗いていってくださいね♪

関連情報

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