【油絵初心者】油絵の具とアクリル絵の具の併用
油絵とアクリル画を併用しよう!
こんにちわ! Shiva’s artオーナーのShivaです。
独学で油絵の制作と販売を行っております。
油絵とアクリル絵、その特徴には似ている部分が多くあります。
そこで一つの疑問が。。。
油絵の具とアクリル絵の具は併用することはできないのでしょうか?
先に結論ですが、併用は可能です!
ただし、どんな使い方でもOKというわけではありません。
今回は制作時の注意点を含めながら、油絵とアクリル画の併用についてご紹介します!
油絵初心者様は知っておいて損のない知識ですよ♪
目次
油絵とアクリル画を併用! ~絵の具の特徴~
まず油絵の具とアクリル絵の具、それぞれ絵の具単体でも使えて、溶くことでも使えます。
どちらも使ったことがある方なら、使用感も近いことが分かると思います。
二つの絵の具の大きな違いは、絵の具の媒材と溶くために使う溶剤です。
(絵の具の構成や違いについて気になる方はこちらの記事をご覧ください♪)
油絵の具は、媒材に乾性油、溶剤にも油を使います。
一方アクリル絵の具は、媒材にアクリル樹脂、溶剤には水を使います。
油絵は油を使うため乾燥が遅く、アクリル画は水を使うために乾燥が早いです。
しかし、油と水は分離してしまうので、二つを混ぜて使うことはできません。
では、どうやって絵の具を併用するのでしょうか?
油絵とアクリル画を併用! ~併用方法と注意点~
油絵の具とアクリル絵の具を併用するポイントは、使用する工程を分けることです。
アクリル絵の具で描いた画面が乾燥したなら、その上から油絵の具で描くことができます。
油絵は重ね塗りをすることで色味に深みを出せる画材ですが、表面乾燥に1週間以上かかることもあるので、下塗り → 2層目を描くまでにかなり待つ必要があります。
アクリル絵の具を下塗りに使えば1日~3日程度で乾燥するので、時間を大きく短縮できます。
つまりこの併用には、下塗りの乾燥にかかる時間を短縮できるメリットがあるんです!
ただし、上記以外の使い方は基本的にできません。
油絵の上から、アクリル絵の具を塗ることはNG!
絵の具同士を混ぜて使うこともNG!
油は水を弾きますから、水で溶くアクリル絵の具も当然弾いてしまい画面に乗らないんです。
併用にはメリットがありますが、何でもOKというわけではありません。
扱いには注意してくださいね♪
○アクリルガッシュセット
油絵とアクリル画を併用! ~実際の制作例~
では、実際に私が油絵制作で、アクリル絵の具を併用した例をご紹介します!
文面だけではイメージし難い部分もあると思いますので、参考程度にご覧ください。
こちらの手をモチーフにした油絵。
背景はアクリル絵の具で作っています↓
アクリル絵の具が乾燥した後、油絵の具で手を描きました↓
このように背景を事前に描いたり、肌の下塗りにも使えます!
制作時間を大きく短縮できるので、ぜひ試してみてくださいね♪
~メイキング~
おわりに
油絵とアクリル画の併用には、私もよくお世話になっています。
複数の画材を合わせているので、ミクストメディアなんて呼び方にもなりますね。
注意点こそあれど、便利であることは間違いないので、ぜひ試してみてくださいね♪
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
よければ当店Shiva’s artも覗いていってくださいね♪
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