【油絵初心者】失敗しても大丈夫!?ミスを修正する方法
油絵のミスをリカバリーしよう!
こんにちわ! Shiva’s artオーナーのShivaです。
独学で油絵の制作と販売を行っております。
油絵は水彩画やアクリル画よりも制作中の修正力が高い画材です。
修正方法さえ知っておけば、ミスしても焦らずに制作を続けることができます。
今回はそんな油絵でミスしたときの修正方法についてご紹介したいと思います!
油絵初心者様もこれを見て、失敗を恐れずに絵に向き合えるようになりましょう!
目次
油絵の修正力
修正方法の前に油絵自体の特徴を理解しておきましょう。
・画面の乾燥時間
油絵は油絵の具を溶き油などと混ぜて描くものです(絵の具オンリーもあります)。
油を媒体としているため、他の水彩絵の具やアクリル絵の具と比べて、画面の乾きが遅いという特徴があります。
これは制作時間がかかるという短所でもありますが、乾くまで画面を好きなだけ調整できるという長所でもあります。
油絵の具は表面乾燥に約1週間、完全乾燥だと半年もかかります。
これほど画面の乾燥に時間がかかるのですから、制作している当日はいじり放題です。
・厚塗り
油絵らしい絵と言えばどんなイメージがあるでしょうか?
絵の具がたっぷりと乗り、筆の跡を活かした厚塗りの絵を想像しませんか?(ゴッホのひまわりとか)
もちろん厚塗りだけが油絵とは言いませんが、この厚塗りはミスした箇所を上塗りして消せるというメリットもあります。
力技ですが、「わざと厚く塗ってます」と言ってしまえば、作品としては全く問題ないのです(笑)
修正方法
では私が思い浮かぶ限りのミスを修正する方法をご紹介してきます!
(なお、ここでは作画上のミスに限定しておきます)
・拭き取る
シンプルに布やティッシュを使い拭き取ります。
布やティッシュは繊維が画面に付かないように、なるべく安っぽくカラッとした質感のものの方がいいです。
または細かい部分を拭き取りたい場合は、耳かき綿棒が使えます。
綿棒はどこでも買えますし、持っておくと制作に役立つので便利ですよ。
・上塗り
画面の絵の具が乾燥した状態で、上から油分少なめの絵の具を塗ることで失敗箇所を隠します。
油分が多めの薄い絵の具では下の画面が透けてしまうので、思い切って多めの絵の具を置く必要があります。
この方法は絵全体の印象によっては相性が良くない可能性がありますので、あくまで絵の具が少々厚くなっても問題ない場合に行うことを推奨します。
・削る
彫刻刀やペインティングナイフなどの尖った物を使い、失敗した箇所の絵の具を削り取ります。
画面の乾燥前でも一応修正できますが、乾燥後の方が作業しやすいです。
また、乾いた画面にヒビ割れが生じた際にも、絵の具を除去する手段として削り取ることがありますね。
削る上での注意としては、キャンバスや下地まで削ってしまわないように慎重になることと、削って出た絵の具カスが乾いていない画面に付かないようにすることです。
・溶かす
これはもはや最終手段というか、ここまでするなら新規に描き直した方が良いと思いますが、一応ご紹介しておきます。
ストリッパーという乾燥して固化した絵の具を除去する用の商品があります。
けっこう強めの剥離剤のようですので、使用される方は製品説明を良く理解した上でご利用くださいね。
おわりに
ミスしたときって焦っているので、立て続けにミスしたりしますよね(笑)
私の制作時間の1/3はミス部分の修正に費やしています。。。
下手なのでミスするのは当然ですが、なんとかこの修正時間を減らしていきたいものです!
今回ご紹介した修正方法や道具はけっこう地味なものが多かったと思いますが、知らなかったという方はぜひ参考にしてみてくださいね♪
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
よければ当店Shiva’s artも覗いていってくださいね♪
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