おつゆ描きで線画を活かした油絵作り!
おつゆ描きで油絵を描こう!
こんにちわ! Shiva’s artオーナーのShivaです。
独学で油絵の制作と販売を行っております。
油絵と言えば、厚塗りや重ね塗りなどのイメージが強い画材だと思います。
しかしながら、油絵でも水彩画のように絵の具を薄く塗ることが可能です。
今回はそんな薄い油絵、おつゆ描きについてご紹介します!
おつゆ描きに使う画材や、実際の油絵制作例にも触れていきますので、参考までにご覧ください♪
目次
おつゆ描きで油絵を描こう! ~おつゆ描きとは?~
油絵で薄く絵の具を塗るとなると、「おつゆ描き」と呼ばれる方法になると思います。
おつゆ描きとは、通常よりも多い油で絵の具を溶かし、サラサラな状態の絵の具で描く方法です。
テレピンやパンドルなどの揮発性油を使うため、画面の乾きが早く、本塗り前の下描きや絵のアタリを付けるときにおつゆ描きが採用されています。
絵の具の流動性を活かし、重力を利用した絵の具を垂らすような表現もできます。
おつゆ描きで油絵を描こう! ~おつゆ描きをするメリット~
そもそも下描き以外でおつゆ描きをするメリットはあるのでしょうか?
本来油絵は塗り重ねることで深みや質量感などを出せる画材です。
薄く描きたいなら水彩画やアクリル画などの画材の方が向いていると言えます。
油絵でおつゆ描きをするメリットとしては、以下の3つくらいだと思います。
・鉛筆などの下描きを消さずに画面に残せる
・厚塗り部との差が生まれ、画面にメリハリがでる
・垂れや滲みなど、水っぽさを活かした表現ができる
ちなみに鉛筆の下描きの上からそのまま揮発性油で塗ると線画がぼやけてしまうので、フィキサチフなどの定着液を使うと良いですよ!
おつゆ描きで油絵を描こう! ~薄い油絵を実践!~
実は私はおつゆ描きを活かし、薄い印象の油絵で良い絵を描けないか何度か挑戦しています。
なかなか特殊な雰囲気の画面になるので、理想通りに描くことはまだ難しいのですが、参考までに今まで描いた油絵をご紹介したいと思います。
おわりに
おつゆ描きでは薄い印象の画面を作ることができますが、絵の密度が低くなる分、魅力的な絵作りが難しいと感じます。
鉛筆の線を画面に残すことができるので、細かい描き込みで密度を増すのもありですね。
油絵で薄い絵を描く意味があるかと言われれば、正直ないかもしれません(笑)
ただ、表現方法を増やすという点では意味がある制作だと思いますので、気分転換として、試しに描いてみるのはいかがでしょうか?
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
よければ当店Shiva’s artも覗いていってくださいね♪
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