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危険な色!? 命を蝕む顔料とは

歴史に残る危険な「色」

 

 

こんにちわ! 独学で油絵を描いているShivaと申します。

 

 

絵の具などに含まれているの元となる顔料。

 

しかしこの顔料には有害性があるものも存在します。

 

 

今回は過去に人の健康に甚大な悪影響を及ぼしたことで問題となった「色」についてご紹介します!

 

 

危険な「色」 ~人を魅了した悪魔の色~

 

 

その有害性故に歴史から姿を消した3色

 

これらの色は有害であるとは思えないほど鮮やかで、多くの人々を魅了しました。

 

 

・パリスグリーン(花緑青)

 

 

19世紀にドイツで生産されていた人工顔料であるこの色は、その鮮やかな緑色で絵の具や家具、建築用塗料など幅広く使用されました。

 

しかし、この色はヒ素由来の強い毒性を持っており、使用者をヒ素中毒にしてしまう恐ろしい「色」でした。

 

一説によると、かのナポレオンもパリスグリーンを壁紙に使用しており、毒の影響を受けたと言われています。

 

 

・鉛白

 

 

文字通り鉛を顔料に用いる白で、その発色の良さからルノワールなど多くの画家に使用されていました。

 

しかし、鉛が原材料のため、使用し続けると慢性的な鉛中毒になる危険性があります。

 

この毒性から中毒者を出した鉛白ですが、使用が禁止された後でもその美しさから使用し続ける画家もいたのだとか。

 

 

現在でもシルバーホワイトの油彩顔料には鉛が含まれていますが、不必要に触れ続けたりしない限りは慢性中毒の心配はないです。

 

シルバーホワイトの詳しい毒性については下記リンクを参照ください。

 

シルバーホワイトの毒性

 

 

・オレンジ

 

 

1930年代ごろアメリカのHomer Laughlin China Company (H. L. Co.) は、鮮やかな色が特徴の陶器食器、Fiestaware(フィエスタウェア)を生産。

(※上画像はイメージなので、Fiestawareとは関係ありません。)

 

その鮮やかさとお手頃な価格から大ヒットを記録していましたが、その色を作りだすためにウラン酸化物を用いていました。

 

長期間生産されていたこの食器ですが、高い放射能が検知されていて、食器として使用し続けるには危険なものでした。

 

そんな危険な色の食器ですが、当時はコレクターが存在するほどの人気で、ポップアートで有名なアンディ・ウォーホルもコレクターの一人だったそうです。

 

 

危険な「色」 ~現代の絵の具は安全?~

 

 

実は現代で一般的に用いられる一部の油絵の具には有害性の注意事項が記載されています。

 

これはメーカーの保険的な意味合いの事前対策で、実際には人体に影響がでるほどの有害性はありません。

 

絵の具を大量に摂取するなど、普通はしないような使い方をしない限りは特に問題ありません。

 

 

おわりに

 

歴史上にこんな危険な色が存在していたなんて驚きですよね。。。

 

そして安全に綺麗な色の絵の具を利用できる現代に生まれて良かったと感謝です。

 

今回は有名な話がある3色をご紹介しましたが、他にも危険とされた色があるかもしれません。

 

もしご興味あればぜひ調べてみてくださいね♪

 

 

https://shivasart.net/

 

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