塗りムラを減らそう!油絵でムラなく塗る工夫
ムラなく油絵を塗りたい!
こんにちわ! Shiva’s artオーナーのShivaです。
独学で油絵の制作と販売を行っております。
絵を描いていると「ここはムラなく均等に塗りたい!」というときがあります。
しかし、筆で描くのであれば筆致(筆で描いた跡)は少なからず残ります。
筆致は絵の魅力の一つでもあり、画風によっては意図して強い筆致を残すときもあります。
今回の話はこの魅力と背反する部分がありますが、意図してムラを減らしたいという場合の工夫についてご紹介します!
ムラなく平坦な画面を作りたい方は参考までにご覧ください♪
目次
ムラなく油絵を塗りたい! ~なぜムラは目立つ?~
そもそもなぜ塗りムラは過度に目立ってしまうのでしょうか?
私は「ムラ」には、2種類の原因があると考えています。
ムラの原因その1:色の濃淡
綺麗な画面に1カ所ムラがあると、見ている人は自然とその箇所に目が行ってしまうものです。
ムラが視覚できるということは、他の着彩部より色が濃い、または薄い状態にあると言えます。
ムラの原因その2:筆致
筆で塗った箇所は、筆先と毛先が通った跡が残ります。
この筆致の凹凸ができることで、平坦なムラのない画面から遠ざかってしまうのです。
ムラなく油絵を塗りたい! ~ムラを減らす工夫~
先に述べておきますが、塗りムラを完全に無くすというのは手描きでは困難だと思います。
デジタル画なら塗りつぶし操作で簡単にできてしまいますが、アナログの手描きではそうはいきません。
少しでもムラ減らす工夫を私なりに考えてきましたのでご紹介したいと思います!
・縦に塗る
絵を飾る場合、室内灯や自然光などの光源に上から照らされるような形で飾られることがほとんどだと思います。
上から当たる光に対し、横方向の筆致を残せば、光を受けやすい形状になってしまいます。
光の向きに逆らわないよう縦に塗ることで反射による筆致の目立ちを軽減することができます。
・絵の具を多めに用意する
同じ色の絵の具で塗っている際にできるムラは絵の具の層の厚さが異なるために起こります。
特に絵の具の層が薄いときはムラがでやすいので、使用する絵の具はたっぷりと用意し、絵の具が薄い箇所が生まれないように塗りましょう。
用意する色の絵の具が多ければ、制作途中で色を練り直すこともなくなるので、色違いによるムラもなくせます。
・指でぼかす
指を使えば筆による筆致もできず、簡単にムラを減らすことができます。
筆で塗った跡の画面を指で擦るだけでも効果的です。
違う色同士の境界を指でぼかせば、グラデーションも綺麗に付けやすいので便利です。
ただ広い範囲を塗るとなると大変なので、あまり大きな絵には向かない方法かと思います。
おわりに
ムラなく塗るのって、難しいですよね。。
絵を描いていて、「ここは平坦な画面にしたい!」ってことがたまにあるので、同じような悩みを持つ方も少なくないと思います。
今回ご紹介した工夫は独学知識ではありましたが、少しでも皆様の制作の一助になれれば幸いです。
ここまで記事を読んでいただきありがとうござました!
よければ当店Shiva’s artもぜひ覗いていってくださいね♪
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