【油絵初心者】簡単にできる凸凹マチエールの作り方
凸凹のマチエールを作ろう!
こんにちわ! Shivaと申します。
独学で油絵の販売と制作を行っています。
絵画といえば平面的な印象が強いですが、画面に凹凸感を付けることで表情を変えることができます。
その立体的な表情作りこそ、「マチエール」と呼ばれる技法です。
今回はそんなマチエールで簡単に作れる凸凹画面についてご紹介します!
身近な道具でできるので、油絵やアクリル画の初心者様におすすめです♪
目次
凸凹のマチエールを作ろう! ~日用品でマチエール?~
マチエールには専用の画材を使う必要はありません。
「これ使えるかも!」というアイデア一つで、身近な日用品でもマチエール作りに利用できます。
今回は私が実際に絵の制作に使った日用品を一例としてご紹介します!
・ラップ
ラップは丸めて使うことで、荒めの凹凸感を表現できます。
丸めたラップで下地材をトントンと叩くことで、シワを画面に移せます。
土壁やコンクリートに似た質感を再現できます。
・ティッシュ
ティッシュもラップと同様の使い方ができます。
ですが、柔らかいティッシュだと絵の具に貼り付いて破けることもあるので、固くて安っぽい方が絵の制作には向いています。
・綿棒
綿棒を使うことでより細かい凹凸を表現できます。
先端に下地材を付け、画面を叩くようにのせればOKです。
3本ほどまとめて使えば、作業時間を短縮することもできますよ♪
上記の他にもスポンジやローラーなども、マチエールの定番アイテムです。
いずれもお高いものではないので、お試し感覚で使ってみると引き出しが広がりますよ。
ラップと綿棒を使ったマチエール作りについては、動画でもご紹介していますのでよければこちらも見てみてくださいね♪
凸凹のマチエールを作ろう! ~下地材を準備しよう~
マチエールには絵の具やジェッソなどの下地材を使うのが一般的なので、こちらも用意しておくことをおすすめします!
ジェッソは含まれる粒子のサイズに種類があるので、滑らかな画面を作りたいなら微粒子、荒いザラザラした画面なら粗粒子を選びましょう。
マチエールの厚みにもよりますが、ジェッソは比較的早く乾燥する画材です。
より早く作業したい方はドライヤーを使うと乾燥を早めることもできますよ。
凸凹のマチエールを作ろう! ~凸凹を綺麗に塗るには?~
凹凸マチエールが作れたら、次は絵の具で着彩です。
しかし、せっかく作った凸凹画面には絵の具が塗り難いという問題があります。
凸凹が激しいほど、画面には小さな亀裂や穴が多く発生します。
こういったスキマには絵の具が入り難く、塗られていない部分があると見映えが悪くなります。
なので凹凸画面に絵の具を塗る際には、少し絵の具を薄く溶いてあげるように心がけると良いです。
絵の具の流動性を高めて、スキマに入りやすくしてあげましょう。
おわりに
マチエールは思ってもいない偶然の表情が作れるので楽しい作業です。
アイデア次第で身の回りの道具もマチエールに使えるので、色々と試してみるのも面白いですよ♪
今回は「簡単に凹凸画面を作る」をテーマにした内容でしたが、木の葉や鳥の羽などでも面白いマチエールが作れます。
皆様も日常生活の中でひらめいたアイデアをぜひ試してみてくださいね♪
ここまでこの記事をご覧いただきありがとうございました。
よければ当店Shiva’s artも覗いていってくださいね。
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