油絵初心者にありがちな失敗！

 

 

 

私は独学で油絵を描き始めて5年ほどになりますが、始めた当初は何度も失敗をしました。

 

「どうしてイメージ通りにならないの？」と完成した絵を前に悲しみに暮れたものです。。

 

 

今回はそんな私の失敗経験から得た注意すべきポイントをご紹介します！

 

 

油絵初心者の方やこれから始めようと考えている方は参考までにご覧ください♪

 

 

油絵で初心者が失敗しがちな注意点

 

 

油絵は水彩画やアクリル画と比べて絵の具の乾燥が遅いため、多少間違っても修正ができるメリットがあります。

 

しかしそれでも取り返しのつかなくなってしまう失敗があります。。。

 

私自身も経験した失敗例をいくつかご紹介しますので、同じ轍を踏まないように覚えておいてください！

 

 

・ヒビ割れ

 

 

　油絵の具には「ファット・オーバー・リーン」という基本的なルールがあります。

 

　これは独学では知らない場合が多い知識です。

 

 

　ファット＝太った　、リーン＝痩せた　を意味する英語です。

 

　油分が少ない層の上から油分が多い層を重ねていくというルールですが、これを知らないで絵の具を重ねていくと大変です。

 

　乾燥していない絵の具の上に、より油分が多く乾きが遅い絵の具を重ねると「ヒビ割れ」の原因になります。

 

 

・絵の具の乾燥時間

 

 

　絵の具は色や製造メーカーによって乾燥時間が異なります。

 

　絵を触って「乾いたな」と感じて描き始めたら、別の色の箇所は乾いてなかったなんてこともあります。

 

　画面全体の乾燥状態をしっかり確認して描き始めましょう。

 

 

油絵の具の乾燥時間を早めたい方にはこちらの記事も読んでみてください♪↓↓

 

【油絵初心者】絵の具の乾燥時間と解決策

 

 

・残った絵の具を使う

 

 

　油絵の具はチューブから出した状態でも1～2日くらいなら固まらずそのまま使うこともできます。

 

　しかし、もったいないからといってパレットに残った絵の具を使用する場合は注意が必要です。

 

 

　時間が経って半分乾燥した絵の具は使用感が変わっていたり、膜状に固まった絵の具が絵に混ざることがあります。

 

　絵の具は表面から徐々に乾燥していくので、乾燥が始まっていない内側ならまだ使える可能性があります。

 

　またペインティングオイルなどの画溶液を混ぜてしまった場合は絵の具の乾燥が早まるため、後日使い回すことはやめておいた方がいいです。

 

 

 

　よく絵の具を余らせてしまう方にはこちらの記事がおすすめです↓↓

 

【油絵初心者】余った絵の具の活用方法

 

 

・使った筆の手入れ

 

 

　描き終わった筆はきちんと手入れしないとすぐに傷んでしまいます。

 

　筆の傷みは筆先の割れに繋がりますので、とても描き難くなります。

 

　筆洗油やクリーナーで絵の具を落としてから、中性洗剤などでしっかり水洗いしてあげましょう。

 

 

　もし既に筆が割れてしまったという方にはこちらの記事をおすすめします！↓↓

 

【油絵初心者】割れた筆の再利用！

 

 

油絵の予備知識が得られる参考サイト

 

 

油絵は画材の種類も多く、描く技法も様々です。

 

初心者にありがちな失敗として、何も知らないことが原因になる失敗が多いと思います。

 

 

グリザイユや腕鎮など、日常で聞かない用語も多いですから、油絵について分からないことは専門サイトで調べてみましょう！

 

参考までに下記のサイトをおすすめしますので困ったときはご覧ください♪

 

 

武蔵野美術大学 造形ファイル

http://zokeifile.musabi.ac.jp/categories/?cat=oil-painting

 

artscape

https://artscape.jp/dictionary/modern/index.html

 

 

おわりに

 

思い出せる限りの注意点をご紹介させていただきましたが、恐らくほんの一部だと思います（笑）

 

イメージ通りの絵にならないとモヤモヤ感が残ったり、自信がなくなってしまう方もいるかと思いますが、偶発的に生まれる芸術もあります。

 

「変かと思ったけど、意外とアリかも。。」そんな風に楽しめるのも良さの一つだと思っています。

 

失敗を積み重ねることも重要ですが、情報を先に持っておくこともとても重要なので、今回まとめた注意点を把握して有意義な制作にしていただければ幸いです。