Shiva's art 【Shiva's art】ではオリジナルの油絵作品の制作・販売をしております。皆様の日常を彩るお部屋やお店のインテリアとして、世界で一枚の絵を飾ってみませんか?ここでしか手に入らない様な個性的な作品の中から、是非お気に入りの一枚を探してみて下さい。オーダーなどのご依頼も承っておりますのでお気軽にお問い合わせ下さいませ。

簡単なのに効果抜群!油絵のぼかし技法

油絵の「ぼかし」を活かそう!

 

 

こんにちわ! Shiva’s artオーナーのShivaです。

独学で油絵の制作と販売を行っております。

 

 

油絵を描いていると「何かイメージと違う」、「それっぽくない」など、思い描いていた完成図とは遠いなんてことがよくあります。

 

柔らかくない、リアリティーがないなど理由は様々ですが、要するに「らしくない絵」ではないですか?

 

 

そこで今回は油絵の見映えを簡単に激変させる「ぼかし」についてご紹介します!

 

 

簡単なのに見映えがグッと変わる魔法のような小技です!

 

ぼかしに使える画材にも触れていきますので、油絵初心者にもおすすめの情報ですよ♪

 

 

油絵の「ぼかし」を活かそう! ~ぼかしとは?~

 

 

 

この記事では「ぼかし」としていますが、技法名としては「スフマート」や「ドライブラシ」あたりが近いと思います。

 

 

「スフマート」はイタリア語で煙りを意味していて、有名なモナリザでも使われた技法です。

 

輪郭をぼかすことで曖昧な空気感を生み出すことができます。

 

 

「ドライブラシ」はその名の通り乾いた筆で擦るように描く技法です。

 

かすれたような表情を作ることができます。

 

 

私が今回ご紹介する「ぼかし」は上記2つの技法に近い内容で、乾いた筆で叩いたり、絵の具同士の境界を擦るようになぞります。

 

文字通り絵の具をぼかしているだけですが、これが絵の雰囲気をかなり良くしてくれます!

 

 

油絵の「ぼかし」を活かそう! ~画材紹介!~

 

筆 油絵 ボカシ 画材

 

 

絵のぼかしに使える画材をご紹介します!

 

あくまで一例なので、ご自身で「これもぼかしに使えるかも!」と思うアイデアがあれば試してみても面白いと思いますよ!

 

 

・叩き筆

 

 叩き筆は絵の具をぼかしたり、馴染ませたりするときに用いる専用筆です。

 

 少しマイナーな筆なので、画材店でも置いていない場合があるかもしれません。

 

 使い方はシンプルで、乾いた叩き筆で画面をトントンと叩くだけです。

 

 けっこう回数が必要なので、広い範囲をぼやかす場合は地道な作業との戦いになります(笑)

 

 固めの豚毛の筆などでも代用できますので、試してみるのもありですよ!

 

 

 

 

・扇筆

 

 扇筆はその形状で広い範囲を薄く擦ることができます。

 

 波や毛などのぼやかしたいけど筆致(筆の跡)に方向性も付けたい、そんな場合に有効です。

 

 ぼかしに使うのであれば固めの毛質の豚毛がおすすめです。

 

 

 

 

・ティッシュ

 

 画材ではないですが、ティッシュを軽く丸めて叩くだけでもぼかし効果が見込めます。

 

 規則性のない細かいシワを画面に付けながらぼやかすことができるので、面白い表現ができますよ♪

 

 ただし、高級なティッシュを使うと繊維が画面に付くことがあるので、使うなら安くて固いティッシュやキムワイプを推奨します。

 

 

 

 

油絵の「ぼかし」を活かそう! ~実際の制作例~

 

 

私が描いた油絵を例に、いくつか「ぼかし」の効果を見てみましょう!

 

 

・例1)海

 

 遠くに見える島と波を青で描き、境界をぼかしながら周囲の白と筆で叩きながらなじませました。

 

 太陽の光にぼやけた曖昧な空気感ができちゃいます。

 

 

 

・例2)宝石

 

 ブラックオパールという宝石が持つカラフルな色を先に置き、周囲の黒色とその境界をぼかすと途端にリアリティが増します。

 

 こちらも筆で叩くだけでパキッとした印象がなくなり、境界線が自然な具合にぼやけました。

 

 

 

・例3)人物

 

 黒背景と女性の髪の境界を少し空けておき、乾いた筆で擦りながら埋めていきます。

 

 ぼかす範囲を大きくすることで、暗がりの中にいる女性の存在感を柔らかく強調しました。

 

 ちなみに人物画では肌の微妙な色合いを表現する際にも、ぼかしがかなり有効なのでおすすめです!

 

 

・例4)煙

 

 煙や雲などのフワッとしたものを描くときにもぼかしはおすすめです。

 

 乾いた下塗りの上から白系の絵の具を置き、筆で叩くように広げていきます。

 

 これだけで煙の濃淡やボケ具合を表現できますよ!

 

 

 

こちらの動画でも「ぼかし」についてご紹介していますので、ご興味ある方はぜひご覧ください♪

 

 

 

おわりに

 

とても簡単で便利な「ぼかし」。

 

色同士の境界をぼかすだけですがそれっぽく見えませんか?

 

パキッとした印象の絵もそれはそれで魅力がありますが、柔らかさや自然さなどを演出したい場合には今回のぼかしが有効的です。

 

絵の印象にお悩みの方は試してみてはいかがでしょうか?

 

 

ここまで記事をご覧いただきありがとうございました。

よければ当店Shiva’s artも覗いていってくださいね♪

 

https://shivasart.net/

 

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