油絵の風景画に初挑戦！

 

 

 

こんにちわ！　Shiva’s artオーナーのShivaです。

独学で油絵の制作と販売を行っております。

 

 

風景画は絵の制作において超定番モチーフともいえます。

 

素人から玄人まで、絵描きであれば一度は描くことがあると思います。

 

 

私は独学で油絵を描いて3年ほど経過しましたが、実はちゃんとした風景画を描いたことがありませんでした。

 

そこで風景画に初挑戦したわけなのですが、初めに言っておきます、、、、

 

めちゃくちゃ難しかったです！

 

 

今回はそんな大苦戦した初めての風景画を描いた感想と制作工程についてご紹介します！

 

 

あった方が便利な画材や、初心者向けのお手軽テクニックなどにも触れていきます。

 

これから風景画に挑戦してみたい方の参考程度になれば幸いです♪

 

 

油絵の風景画に初挑戦！　～参考にする景色を準備する～

 

 

 

風景画を描くにあたり、海外旅行が好きな友人から景色の写真を提供してもらいました。

 

上の写真は友人がカナダのエメラルドレイクという美しい湖畔を訪れた際に撮った一枚だそうです。

 

Google Map エメラルド湖

 

 

今回はこの画像を印刷して、F6号キャンバスに転写することで下描きを行います。

 

「転写なんて卑怯っ！」と思う方もいるかもしれませんが、絵としてクオリティが下がるよりは良いかなと個人的には考えています。

 

トレース紙は便利なので、転写したことのない方はぜひ試してみてください。

 

 

 

 

 

 

 

油絵の風景画に初挑戦！　～描く順番を分ける～

 

 

 

では本題の風景画制作に入っていきます！

 

今回は景色を「空」、「山脈」、「湖」、「林」の順番で、4つの工程に分けて描いていきます。

 

これは意図したわけではなかったのですが、描きやすい順番を考えたときに自然と工程分けされていました。

 

 

個人的には画面上で一番奥にあるモチーフから描いた方が風景画は描きやすいと感じました。

 

もし描く順番に困るようなら、空や海、山といった背景になりやすい部分から描いてみてはいかがでしょうか？

 

 

ここから実際に描いたときの説明になるのですが、ちょっと文章だけでは伝え難いと思いますので、メイキング動画のリンクを貼っておきます！

 

5分くらいの動画で、パート1～5まであるのでぜひ自分が見たい部分のメイキングを見てみてください♪

 

 

 

油絵の風景画に初挑戦！　～初心者に風景画は難しい！？～

 

 

完成した油絵がこちらになります！　↑

 

なるべく写実っぽくしたつもりです（笑）

 

 

この絵を描いて個人的に感じたことがあるのですが、写実的な風景画はハードルが非常に高いです。

 

山肌や湖の水面など細かい描写が必要な部分が多く、集中力と時間がかなりかかります。。。

 

 

今回はF6号（A3用紙くらい）のサイズで描きましたが、それでも細い筆を多用せざる得なかったです。

 

より大きいキャンバスなら話は別かもしれませんが、F6号以下はけっこう厳しい作業になると思います。

 

 

初心者で風景画を描きたいと考えている方は、少し抽象よりの風景画に挑戦することを私はおすすめします。

 

もしくは長期間での制作を見込んで、ゆっくり丁寧に進めていくなら余裕を持って描けると思いますよ！

 

 

 

 

油絵の風景画に初挑戦！　～簡易表現ができるテクニック～

 

 

 

ここで風景画に使えるちょっとしたテクニックをご紹介します！

 

このテクニックが使えるのは、「雲」と「遠目の林」を描きたい場合です。

 

必要な画材は固めの毛質の筆（豚毛など）になります！

 

 

 

固めの筆で雲の輪郭を叩くようにぼやかせば、フワッとした雲を簡単に再現できます。

 

 

 

遠くに見える林は木の1本1本を描かずとも、固めの筆で擦るように絵の具をのせれば、作業効率を上げることが可能です。

 

筆先には絵の具を付け過ぎずに、かすれさせるように意識しましょう。

（ドライブラシという技法です）

 

 

 

おわりに

 

今回初めてちゃんと風景画に向き合ったのですが、うーん難しかったです。。

 

軽い気持ちで描き始めたのですが、実は一度失敗してゼロから描き直しました。

 

それもあってか、3週間近く描いていましたね。

 

かなり勉強になったので描いた良かったのですが、個人的にはあまり面白味は感じませんでした。

 

なので風景画はもう描かないかもしれません（笑）

 

ただ、風景画はモチーフとしても、購入者にとっても人気のある絵なので、興味のある方はぜひ挑戦してみてくださいね♪

 

 

ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。

よければ当店Shiva’s artも覗いていってくださいね♪

 

https://shivasart.net/