幻の絵の具!? 宝石を使った絵の具について
希少! 宝石を顔料にした絵の具
こんにちわ! Shiva’s artオーナーのShivaです。
独学で油絵の制作と販売を行っております。
鮮やかで多種多用な色が存在する絵の具。
中には希少な顔料を使っている絵の具もあり、価格も通常の商品よりもお高くなっています。
そして、その中でも群を抜いて高額な絵の具、それが宝石を顔料にした絵の具です。
今回はそんな宝石を使った絵の具についてご紹介します!
目次
宝石を使った絵の具! ~宝石が絵の具になる?~
宝石を絵の具にするということはどういうことなのでしょうか?
まず絵の具の材料は、大きく分けて顔料、媒材、助剤の3つです。
このうちの顔料というのが、絵の具の色を決める要素になります。
顔料には人工物と天然物があり、天然物に当たるのが土や鉱物です。
宝石も土や鉱物と同様に細かく砕き、他の材料と混ぜることで絵の具にすることができます。
(すべての宝石が絵の具にできるかはわかりません)
絵の具の材料や構成について、簡単にまとめた記事もありますので詳しくはこちらをご覧ください。
https://shivasart.net/blog/2443/
宝石を使った絵の具! ~どんな絵の具があるの?~
では、宝石を使った絵の具にはどんなものがあるのでしょうか?
現存する絵の具をみてみましょう。
・フェルメール・ブルー(アクアマリン)
かの有名な画家、ヨハネス・フェルメール。
彼の作品として知られているのが、鮮やかな青を使用した絵ですよね。
この青色にはラピスラズリという宝石を顔料にした絵の具が使われたと言われています。
その深い青色はウルトラマリンと呼ばれていますが、その希少性と色合い、そしてフェルメールが使用したことに由来して、フェルメール・ブルーとも呼ばれるようになりました。
現在、この色を絵の具単体で販売しているメーカーを探してみました(2021/12調べ)。
クサカベさまが販売している絵の具では、20mlチューブ:2万2千円でした。
高額な例で挙げると海外会社が販売している、20mlチューブ:日本円で約17万円ほどもあります。
かなりお高い。。。(下記URL参照)
https://www.blockx.be/en/catalogue/huiles_lapis-lazuli-qualite-superieure_300_blockx.html
絵の具よりも顔料そのものの方が品数が多いので、自分で絵の具を調合できる方は顔料を探した方が良いかもしれませんね。
・岩絵具
日本画で使用される岩絵具は、顔料として鉱物などを砕いた粉末を用いています。
人工鉱石の岩絵具も販売されていますが、鉱物を用いた天然物の岩絵具も販売されています。
岩絵具の顔料には、上述のフェルメール・ブルーと同じくラピスラズリを使った色の他にも、宝石や天然石を顔料にしたものがたくさんあります。
例)
孔雀石(マラカイト) ⇒ エメラルドグリーン
藍銅鉱(アズライト) ⇒ 群青
赤鉄鉱(ヘマタイト) ⇒ 赤茶
天然石は比較的安く入手可能なものもあるそうですが、一般的な絵の具よりはお高くなりそうです。
その顔料の希少さや、作り出される色合いが日本画の魅力の一つになっていると言っても間違いではないでしょう。
おわりに
宝石を顔料にした絵の具。。。
とても贅沢ですが、どんな色あいになるのかぜひ試してみたいものです!
余裕ができれば購入して、画面一杯が美しい青色の絵を描いてみたいと思います!
余裕ができれば!(笑)
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
よければ当店Shiva’s artも覗いていってくださいね♪
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