キャンバス選定に役立つ基本情報をご紹介！

 

 

 

こんにちわ！Shiva’s artオーナーのShivaです。

独学で油絵の制作と販売を行っております。

 

絵の制作に欠かせないキャンバス。

パネルや紙などキャンバス以外の素材もありますが、絵を始めたときに使うのはまずキャンバスですよね。

「さてキャンバスを準備するぞ」と思っても、サイズや種類が結構あって悩む方も多いのではないでしょうか？

 

今回はキャンバスのサイズや種類などの基本情報をまとめてみましたので、この記事がお困りの方の参考になればと思います！

目次から知りたい情報に飛べますので、さくっと見ていってくださいね♪

 

 

形状の種類（FPMS）

 

 

キャンバスは種類によって形状が異なります。

F（Figure・人物）、P（Paysage・風景）、M（Marine・海景）、S（Square・正方形）に分類されており、それぞれ描く対象に合う形状になっています。

 

上記以外にも、長辺がF号の２倍の長さを持つWや、小型のスケッチ板を由来としている小さなSM（サムホール）号があります。

 

 

サイズ一覧

 

単位【mm】
以下は木枠の寸法であり、実際には折り返した画布の厚さなどが加算される。
Wikipediaより引用

号数	F	P	M	S	W
0号	180×140	180×120	180×100	180×180	360×140
SM	227×158	227×140	227×120	227×227	454×158
1号	220×160	220×140	220×120	220×220
2号	240×190	240×160	240×140	240×240
3号	273×220	273×190	273×160	273×273	546×220
4号	333×242	333×220	333×190	333×333	666×242
5号	348×273	348×242	348×212	348×348
6号	410×318	410×273	410×242	410×410
8号	455×380	455×333	455×273	455×455
10号	530×455	530×410	530×333	530×530
12号	606×500	606×455	606×410	606×606
15号	652×530	652×500	652×455	652×652
20号	727×606	727×530	727×500	727×727
25号	803×652	803×606	803×530	803×803
30号	910×727	910×652	910×606	910×910
40号	1000×803	1000×727	1000×652	1000×1000
50号	1167×910	1167×803	1167×727	1167×1167
60号	1303×970	1303×894	1303×803	1303×1303
80号	1455×1120	1455×970	1455×897	1455×1455
100号	1620×1303	1620×1120	1620×970	1620×1620
120号	1940×1303	1940×1120	1940×970	1940×1940
130号	1940×1620
150号	2273×1818	2273×1620	2273×1455	2273×2273
200号	2590×1940	2590×1818	2590×1620	2590×2590
300号	2910×2182	2910×1970	2910×1818	2910×2910
500号	3333×2485	3333×2182	3333×1970	3333×3333

 

 

布地の目の粗さ

 

 

細目

 

最も目が細かく、滑らかな表面となっています。

布地の目を画面上になるべく出したくないときや、細かい描き込みをしたいときなどに向いています。

 

中目

 

細目と荒目の中間的な粗さです。

スタンダードで使い勝手が良いので、迷ったら中目でOKです。

 

荒目

 

目が粗く、表面上に布地の凹凸感がはっきり出ます。

素材感を活かして、躍動的な表現をしたい場合に向いているかもしれません。

 

 

フローティングキャンバス

 

 

一般的なキャンバスは側面を釘（タックス）で留められています。

側面に留め跡があるので、側面まで着彩したい場合はかなり塗りにくく、見栄えが良くなりません。

 

それに対し、フローティングキャンバスは留め跡が背面にあり、側面まで絵を描きたい場合に便利です。

また側面も着彩できるので額装することなく、飾ることができます。

 

 

おわりに

 

時間と労力を注いで絵を描くなら、完成イメージに合わせてベストなキャンバスを選びたいですよね。

経験上の注意なのですが、既存のキャンバスを購入する場合は安物の劣悪品に気をつけてください！

有名なメーカーのキャンバスとは違い、布地の張りが甘くてポヨンポヨンの商品が出回っています。

ネットなどでキャンバスを購入する際は手で触って確認できないので、セット買いして後悔しないようにしましょうね。

 

ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。

よければこの記事をブックマークなどしておき、制作準備に活用していただければ幸いです。

 

https://shivasart.net/