水に溶ける油絵の具!? 水可溶性油絵具DUO とは
水で使える油絵の具!?
こんにちわ! Shiva’s artオーナーのShivaです。
独学で油絵の制作と販売を行っております。
油絵の具といえば乾性油や調合油などの油で溶いて使うものです。
そんな常識を覆すような不思議な絵の具があることをご存知でしょうか?
今回は水で溶かすことができる油絵具“DUO”についてご紹介します!
実際に使ってみた使用感や絵の具の特性なども触れていきますので、参考までにご覧ください♪
目次
水で使える油絵の具 ~水可溶性油絵具DUOとは?~
DUOはホルベインから販売されている絵の具で、色の種類は全100色のラインナップを揃えています。
価格も通常の油絵具と大きな差はなく、お財布に優しいです。
ホルベインのホームページでは下記のように説明されています。
デュオは、水に溶ける油絵具です。水でやわらかくしたり薄めたりできます。 揮発性の溶剤を使わずに制作ができるので、アトリエはいつも快適。 また、水で溶いたデュオなら、従来の油絵具では得られなかった表現も可能です。 たとえば、細く濃い線描によるハッチングや、水独特の流れや滲みを生かした画肌など、油彩表現の可能性をさらに拡げてゆく絵具です。
引用元:https://holbein-shop.com/?mode=grp&gid=1792410
水で使える油絵の具 ~DUOを使うメリット~
水で使えることを売りとしているDUOですが、使うメリットはなんでしょうか?
アクリル絵の具なら水で使えますし、使用感も油絵に近い部分が多いと思います。
DUOの特徴をまとめていくと、
・油絵独特の匂いがほとんどしない
・水で溶かすことで、滲みなどの油ではやりにくい表現ができる
・専用の画溶液を使うことで、油絵の画面表現を作ることができる
・油絵の具と併用することができる
などが挙げられます。
私が思うにDUOは、従来できなかった水彩やアクリル絵の具と油絵の具の併用を形を変えて実現したというのが、使用するメリットとして一番大きいと思います。
それでいて乾性油などの匂いや危険性を気にしなくても良いところが、制作する上で嬉しいですね。
狭い室内での制作や、近くにお子様がいる環境であれば、助かる方も多いことでしょう。
水で使える油絵の具 ~実践!~
では実際にDUOを使ってみましょう!
今回は下地作りとスプレー描写にDUOが使えるのか試してみたいと思います。
まず、アクリル絵の具とジェッソで緑と青の下地を作ります。
その上からDUOのインディゴを水で薄く溶いて塗っていきます。
本当に水で溶けるのか半信半疑でしたが、普通に使えました(笑)
ここから乾燥するまで待ちます。
絵の具自体の乾燥時間は普通の油絵の具と同じくらいですかね。
水で溶くと、油がないせいか比較的乾燥は早く感じました。
乾いたら今度はDUOのセラミックホワイトを水で溶き、スプレー容器の中に入れます。
先に人の絵を描いておいて、上から吹き付けていきます。
本来は筆先につけて弾いたり、エアスプレーなどを使う作業だと思います。
普通の芳香剤の容器を使っているので、かなり難しかったです(笑)
吹きつけ終わったら、全体に調整を加えて完成です!
文章ではイメージし難いところも多いと思いますので、よければ下記のメイキング動画もご覧ください♪
~メイキング動画~
おわりに
水で溶ける油絵の具DUO。
初めて耳にしたときは、「それ油絵の具なの?」と混乱しましたが、確かに使用してみると油絵の具でした。
こういった面白い絵の具は制作の幅を広げてくれる手助けになりますから、制作側からするととても嬉しいです!
油絵自体が古くから愛されてきた画法の一つですが、近年の絵の具開発により、また違う表情を見せていくというのは面白いですね(笑)
この記事を読んで、DUOにご興味を持たれた方はぜひ試してみてくださいね♪
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
よければ当店Shiva’s artも覗いていってくださいね♪
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