あの色にならない! 絵の具で作れる色と作れない色
どうして理想の色にならないの?
こんにちわ! Shiva’s artオーナーのShivaです。
独学で油絵の制作と販売を行っております。
絵を描く際に用意する絵の具。
「イメージ通りの色を再現しようと絵の具を混ぜてもなにか違う。。。」
そんな経験ありませんか?
実は絵の具には自力で作れる色と作れない色があるんです!
今回は絵の具の作れる色と作れない色についてご紹介したいと思います!
絵の具と色について理解を深めて、理想の色で絵を描けるようになりましょう♪
目次
色の基本
本題に入る前に抑えておくべき、基本的な色のお話をさせてください。
長くなるので詳しくは触れませんが、色には色相・明度・彩度というパラメーターがあります。
色相は赤や青などの基礎となる色味
明度は色の明るさ
彩度は色の鮮やかさ(濃さ)
これらを調整することで理想の色を作れるということなんです。
HSV図引用ソフト:https://www.clipstudio.net/
上図のようなグラフを見たことはないですか?
デジタルソフトでは色相・明度・彩度のパラメーターを調整することで好きな色を作ることができるので、イメージがつかみやすいかと思います。
色作りが苦手な人はデジタルソフトや色見本などを
使うと色作りがはかどりますよ♪
絵の具の混色で作れる色
まずは自力でも再現できる色について触れていきましょう!
基本的に色の多くは絵の具の混色により再現することが可能です。
例えば初心者向けの絵の具セットを購入すれば、白黒を含めた12色くらいを揃えることができます。
12色もあれば欲しい色の再現はそう難しいことではないです。
一部の色を除いては。。。
絵の具の混色で作れない色
では作れない色とはなんでしょう?
それは発色が良い色、つまり彩度が高い色になります。
基本的に絵の具は混色すると彩度が下がってしまいます。
例えば「ビビットピンク」、「レモンイエロー」、「スカイブルー」などの彩度と明度が高い色は混色で作るのが難しい色になります。
「鮮やかなピンク色を作りたい!」と白と赤を混ぜても理想通りの発色の良さにはならないでしょう。
特に蛍光色は彩度が非常に高いため自力では再現できないと思います。
色鮮やかな色で絵の制作をしたいとお考えなら、市販の絵の具から理想の色を探した方をおすすめします。
欲しい色の絵の具を買うのが一番です!
特殊な色
ここからはおまけになります(笑)
そもそも自力では作れない特殊すぎる色を軽くご紹介します。
・ゴールド/シルバー(偏光画材)
ラメのようなキラキラしている材料が含まれているゴールド/シルバーは混色では再現できません。
使うなら単体購入しかありませんが、少しお高いのがネックです。
このような偏光色は水彩/アクリル絵の具には多いのですが、油絵の具にはほとんどありません。
顔料としては販売されているので、ご自身で油絵の具を作れる方は再現できます。
興味ある方はぜひ下記の記事を見てみてください↓↓
・超漆黒色
黒すぎる黒、漆黒の色です。
光の吸収率は最大まで高めた黒色は、混色で作れる黒色とは全くの別物です。
その黒さは見る者の目を狂わせるほど。
興味ある方はぜひ下記の記事を見てみてください↓↓
・超高彩度の蛍光色
一般的な蛍光色よりもさらに強い色もあります。
「Culture hustle」という海外企業が開発している蛍光色は驚くほどに明るく彩度の高い絵の具です。
使いどころに困りそうですがとても面白い絵の具ですよね。
おわりに
欲しい色を再現するのってけっこう大変ですよね。
画家さんの中には色作りに何時間もかけて制作する方もいるくらいです。
それくらい絵の印象を左右する要素として重要なのですから、自分のイメージ通りの色を表現できるようにしたいですね♪
ここまで記事を読んでいただきありがとうございました。
よければ当店Shiva’s artも覗いていってくださいね♪
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